話の空気を読むのは難しい

昨晩は久しぶりに同僚と飲みにいった。

ディレクターという職は難しいよねっていう話題があったんだがいったいどういう人が向いているんだろうか。

よく話す、色んな話題を知っている、自分の知らないことに興味を示せる。
浅い知識でも知っていると知らないでは相手の興味を引く入り口に立つことが出来るかどうか大きく違うと思う。

昔の同僚ディレクターにアニメやゲームが好きです!と豪語する若い子がいた。
さぞかしマニアックなアニメも詳しいのだろう。自分も知らない謎のアニメまで範囲を広げているんだろう。そう思っていた。

なんていうアニメだったか忘れたがある時某ゲーム会社からの案件があり、彼がアニメ好きだからと任せようと思って話をしにいった。
アニメ自体は自分も知らなかったが名前は聞いたこともあったし、なんなら絵も何かのアニメと一緒だと思った。
だが彼はその話をしても全くピンときていなく最早知らないと言っていた。

えっ?なんで君それでそっち系の仕事しようと思ったの?
自分がしたいと思っている仕事するなら自分の好きなアニメ以外も知っているべきだし、そもそも自分より知らないのはどういうことなのか。

これはプランナーやプログラマー、デザイナー全てのクリエイティブな仕事に必要なことで。
自分が知らない知識の範囲を知ろうとする努力や、新しい技術やデザインの主流を頭に入れる。
手法はなんだってよくてWEB業界であればいい感じのサイトをまとめているところを眺めているだけでも印象に残る。
そうすれば次の案件で思いついたり調整するときに役立つ。

人と話せないディレクターってなんの為に存在しているのかわからない。
プログラムの根底やデザインのテクニックなんて知らなくていい。
いいディレクターってのは話題がなくても話題を広げれる人なんだろうと思う。

早く仕事やめたいです。